Column更年期からのお灸

2022.08.03更新未病


未病とは、東洋医学だけの病気に対する考えかた。
西洋医学では、検査によってあらかじめ決められた基準値からはずれると病気として、基準値にもどす治療をします。

一方東洋医学では、その人その人の自覚症状をもとに、東洋医学独自の四診によってくわしく診察し、肩コリがひどくなった、つかれがとれない、などの症状もこのままではやがて病気になると未病と位置づけて治療します。
中国のことわざに「上工は未病を治す」というのがありますが、病気になる前のカラダのサインをキャッチして、生活をととのえ病気にならないように導くお医者さんを最高としてきたのです。

厚生労働省が今年はじめて取り組んだ更年期に関する意識調査によると、40~50代の女性で更年期症状がひとつでもあると答えた女性のうち、医療機関を受診した人は1~2割、ほとんどの人は更年期だからと受診していないという回答だったそうです。

更年期症状というのは更年期を迎え、女性ホルモンが急激に減少、停止による自律神経の乱れがひきおこすさまざまな症状のこと。
更年期だから仕方ないとそのままにしておくことは、次々と違う症状がおこったり、場合によっては更年期が終わっても不調がつづいたりもすることに。

更年期症状はいわば「未病」のサインでもあるのです。
症状によっては医療機関を受診するなど、自分のカラダのコンディションを見つめる生活を心がけることが大切です。

お灸は温熱でツボをあたため、自律神経の乱れを改善しカラダのバランスをととのえ症状を改善する療法。
だから、さまざまな症状が重なりあっておこる更年期独自の不定愁訴にはお灸が最適です。
カラダのバランスをととのえる養生のツボは手の「合谷」足の「三陰交」がおすすめです。